評価】;子育てに悩む親にオススメ、

  ★★★★☆(★4.5)

【読むきっかけ】:

・高校時代の同級生が本を出版したとのことで読んでみたたら思いの外内容が充実していた

・著者が高三のときにクラスの片隅で「おれ心理学やりたいんだよね〜」と言っていたことをふと思い出す初志貫徹。


【感想/寸評】:

・端的に「目から鱗」となるポイントが多かった

・ところどころ自分自身にも当てはまる指摘があり、ドキッとする

・子育てに関しておそらく誰もが悩むポイントに学問的アプローチからの選択肢を提示してくれて今後の子育ての指針になる内容。

・著者の豊富な子育てに関する相談経験をベースに、子育てのよくある悩みを心理学のフレームワークに当てはめて分析している

・「言うことを聞かない」「友達がいない」「本番に弱い」といった具体的な場面に応じた分析を提供している

・「頑張る」「コンプレックス」「自信」「自己肯定感」など普段なにげなく使っている言葉の本当の意味がわかる

・子育てに悩んだ時に、これから攻略本的に読んで使うことになると思う。



【印象に残った言葉】:


<言うことを聞かない子供について>

・(子どもが)言うことを聞かない時は〜相手が親の言葉を受け取ろうとする気持ちがない

・子どもに正論をぶつける前に、より良い関係になるための工夫が必要になる


<「頑張る」について>

・「頑張る」とは自分がやりたくないことをやる力

・「やりたいけど、あえてしない経験」と「したくないけど、あえてやってみる経験」〜は幼児期にある程度親の押しつけによって身につけるものであり、既に小学生になっている子どもに同じようになってもうまくいきません。

・長期的な視点で、「何のために我慢して頑張る必要があるのか」を親子で確認し合うことがポイント


<叱ることについて>

・子どもにとっては、親が「言うこと」ではなく、親が「やること」が実際のルールになります

・子どもを叱るときは、同じことを3回以上は言わない(※3回以内で聴かせる)


<劣等コンプレックスについて>

・苦手意識や劣等感は決して悪いものではありません。苦手意識や劣等感は、「より成長していこう」という刺激になるのです。

・繰り返し劣等感を抱くことによって、心の中にしこりのように「劣等感のかたまり」ができてしまった状態を〜「劣等コンプレックス」といいます。

・劣等コンプレックスになってしまうと、うまくいきそうにない課題、勝ち負けが明らかに出るもの、自信がないことには取り組まなくなります。


<自信について>

・自信とは成功体験の積み重ねです。

・自信を失っている子に対して「自信を持って」と直接伝えることは、、逆に自信を失わせてしまうことになります。

・自信を育むためには、まず「自信がなくても大丈夫」と思えることが大切です


<プレッシャーとの向き合い方>

・「本番に強い」とは「緊張しないこと」ではありません。「緊張してもいつも通りの力を発揮できること」なのです。

・プレッシャーを感じて緊張したときに、うまく対処できることが本番に強くなることなのです


<「自己肯定感」について>

・「自己肯定感」とは「自分は自分でいい」と思える気持ちです。自分という存在を”あるがまま”肯定することです

・自己肯定感が低いと〜自分よりも他者を優先し、いつもどこかで事故を抑制してしまうため、対人関係で気疲れしてしまう

・自己肯定感は、「子ども自身の中でおのずと伸ばしていく力」であり、「親が伸ばすことができる力」ではない


<いじめについて>

・いじめ問題について、被害者や加害者、そして学校の事後対応に注目しがちですが、いじめは単純に被害者と加害者のあいだでおきているわけではありません。

・集団内には、被害者と加害者だけでなく、「観衆」や「傍観者」という存在がいます。

・いじめへの対策として一番大事なことは未然防止です。〜そのためにはいじめを止めようとする「仲裁者」を増やすことが大事になります。



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